ストレスからくる猫の病気
猫はストレスを感じやすい動物
猫は自由奔放でマイペースのためストレスとは無縁だと思う方がいます。それは逆で猫は些細なことでストレスを感じます。ストレスが続くと猫も病気になってしまいます。
今回はそんな記事です。
①皮膚炎
猫はストレスを感じると転移行動(気分を紛らわす行為)で毛繕いをします。これは毛繕いをすることで気分を落ち着かせ、ストレスを紛らわせようとしているためです。
しかしストレスが解消できずに必要以上の毛繕いをすると、お腹などが部分的に脱毛しそのまま舐め続けると猫は皮膚炎を発症させてしまいます。
②胃腸炎
ストレスで猫がイライラした状態が続くと、胃や腸などの消化器官の働きが低下します。そのため食事をしない、食べたとしてもすぐ吐いてしまう、頻繁に下痢をしているなどの症状があらわれます。
③膀胱炎
猫はストレスの原因が解消されないと常にイライラした状態になります。イライラが慢性的になると、ストレスが一因とされる特発性(とくはつせい)膀胱炎になる可能性があります。膀胱炎になると、尿石症などの病気も引き起こす場合にもあります。
④猫風邪
ストレスにより猫の免疫力が低下することで、季節に関係なく猫が風邪をひいてしまいます。猫風邪は人間の風邪と同じでウイルス感染により発症します。
クシャミ、鼻水、鼻づまり、発熱など人間の風邪と似た症状があわれます。猫風邪は免疫力が低下することで再発しやすいので注意が必要です。
まとめ
猫は臆病で繊細な動物のため少しのストレスでも体調を崩してしまいます。その時に飼い主に対してストレスを感じているサインを出します。飼い主として日頃から猫の様子を見てあげて、ストレスサインを見逃さずにしてあげましょう。