猫と干支
時季外れに「干支」の記事を書いたことがあります。
今年の干支は12番目の「亥(いのしし)」で、来年は1巡して「子(ねずみ)」に戻ります。
この記事を書いた後も色々と調べてみたことがありました。ぞれは干支の漢字についてです。
この干支の漢字は、もともとは方角などを示すものだっが、当時の人々が覚えやすために動物と関連させた当て字であるらしいです。
また当時の干支の十二支は、もともと農業暦を反映した農業用語らしく各干支の意味は以下の通りです。
子:散らばっている様
丑:生命エネルギーの様々な結合
寅:形をとっての発生
卯:さかんに茂ること
辰:物がことごとく震い動いて伸びていく生の活動
巳:とどまる、やめる、蛇の脱皮のように気の更新
午:そむく、逆らう、忤う、上昇する陰と下退する陽との抵触
未:成熟して匂いや味がそなわる
申:のびる、陰気が伸びて老いて成熟する
酉:壺の中で盛んに醗酵している様
戌:茂るにつうじ、欲求不満が一杯になる
亥:一杯になったエネルギーが一気に爆発する核で、生命の完全な収蔵含蓄
これを動物に当てはめ覚えさせてたらしいです。
もしこれに「猫」が干支に入っていたら、どの漢字になるだろうと1人で考えてました。内容からは「申:さる」か「酉:とり」ががしっくりくるかと(笑)
「申」か「酉」と書いて「ネコ」と呼ぶ干支だったらと少し面白いかと。
でも、当時の中国では猫のことを「ネコ」と呼んでいなかったので、干支の仲間入りをしたとしても別の名前で日本に伝わったと思います。