金足農業高校 決勝進出おめでとう！

今年で１００回目の記念を迎える高校野球。県大会を勝ち抜いた５５高校の高校球児達の熱戦！優勝を信じて戦い勝ち抜いた高校、惜しくも敗れてしまった高校。

１戦１戦に高校球児達の熱いドラマがある。まさに伝統ある真夏の祭典である！

私は、実家の秋田に帰ってきている。いままで、この時期は接客業のため休みがとれたことがなかったので、高校野球をしっかり観戦したことがなかった。

幸か不幸か、無職になり実家の稼業を手伝いながら暮らしているため、今回は高校野球をじっくり観戦できている。出身高校ではないが、今年の出場校である金足農業高校の頑張りに感動している。（金足：かなあし）

秋田県勢では、34年ぶりにベスト4に進出、決勝進出には第1回の甲子園出場から103年ぶりの快挙！今まさに秋田県民がテレビ・ラジオ・新聞・スマホなどで注目している。

今日の日大三高校との試合は、まさに感動も一言につきる試合だった。8回表に金足農業高校が満塁で追加点の大チャンス！しかし、スクイズでの追加点を狙ったが失敗に終わり惜しくも満塁のチャンスを生かせずに攻守交替。防いだ日大三高校の気迫もすごかった。

8ウラになり、日大三高校の攻撃で金足農業高校が2点リードしていたが、ここで日大三高校の粘りで攻撃で1点を返される。テレビで観戦していた私もおもわず、ああっと声をあげてしまった。このまま、同点になりまさかの逆転かと思ったが金足農業高校のエース吉田投手が好投で日大三高校の攻撃を抑えた。まさに手に汗握る場面であった。

9表は残念ながら金足農業高校は追加点をとることができず、９裏の日大三高校の攻撃になる。３人アウトにとれば決勝進出の気持ちが高まる。しかし、日大三高校も気持ちは同じで粘りの反撃にでる。金足農業高校のファーストのベースカバーのエラーもあり、２アウトながら1・2塁の逆転のチャンス。しかし、今大会でここぞの場面で好投を見せてきた吉田投手が気迫のピッチングで日大三高の攻撃を抑え試合終了！103年ぶりの決勝進出の瞬間だった！

試合が終了し、両チームが挨拶を交わし勝利を称える金足農業高校の校歌斉唱。金足農業高校は、体全体で自分たちの校歌を歌い、負けた日大三高校は悔し涙を流しながらそれを聞いていた。私は日大三高校は悔し涙を見て、恥ずかしながら貰い泣きをした。全力で戦い抜き惜しくも夢半ばで敗れた彼らの涙は感動に値すると思う。金足農業高校・日大三高校の選手達の青春がそこにあった。

高校野球が長年愛され１００回目の記念を迎えれた理由がわかった気がした。

明日21日は、いよいよ決勝戦！長く、熱く戦ってきた高校球児達の最後の戦いになる。

頑張れ、金足農業高校！　負けるな、金足農業高校！　明日もテレビの前で観戦・応戦し、きっと涙を流すだろう。